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Lincle新曲☆7~☆12 Li☆7 Li☆8 Li☆9 Li☆10 Li☆11 Li☆12
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本稿では、同じくパソコンで発売されたシリーズ作品である『BEST打!!』、『pop n music打!!』についても併せて解説します。 beatmania打(だ)!! 概要 特徴 問題点 評価点 総評 余談 その後の展開 シリーズ作品 beatmania BEST打!! pop'n music打!! beatmania打(だ)!! 【びーとまにあだ】 ジャンル タイピング音楽ゲーム 対応機種 Windows、Macintosh 発売元 ハンズオン・エンタテインメント 開発元 イニス 発売日 2000年2月17日 定価 4,800円(税別) 判定 なし ポイント 実質27鍵の超難度音ゲータイピングソフトとしても中途半端 beatmaniaシリーズ 概要 コナミの音楽ゲーム『beatmania』をモチーフにしたタイピングソフト。 タイピング練習が行える他、「Master打!!」モードではキーボードを使って音楽ゲームのように曲を演奏することができる。 特徴 本作で演奏に使うキーは、最大でアルファベット26字+スペースキーの計27つ。 それらが音ゲーのノートのように上から落下してくる。音楽に合わせているため降ってくるキーの配置は一文字ずつの単発で、単語にはなっていない。 Q・A・Zなどのように同じ縦列を使うキーは同じラインに落下してくる。 ASD→ZXC→QWEのような連続で横列をずらして弾くフレーズなどもある。 低難易度の譜面では使用するキーが中央一列だけや二列のみに制限される場合もある。 曲途中では突然タイピングモードに入り、普通のタイピング練習ゲームのように意味のある言葉のフレーズを数回打つことになる。 こちらもフレーズのバーが上から降ってきて、素早く打ち切るほど獲得スコア+グルーヴゲージ上昇が多い(3段階のバーで判定)。 問題点 音ゲーモードの難易度が非常に高い。 同時押しこそ無いが、実質的には『KEYBOARDMANIA』のシングルプレーに匹敵する27鍵の音ゲーであり、低難易度のキー制限曲ですら普通の音ゲーよりキーが多い。 フレーズの入力も厳しい 高難度ではフレーズが非常に長くなり、BPMの早い曲など場合によってはCOOL判定までに全ての文字を打ちきれないことも。 降ってくるフレーズは曲に合わせてるのか合わせていないのか妙な文章になっているものが多い。 判定ラインの位置もいまいち合っていない ノートと重なるよりもかなり早く打鍵しなくてはならない。音ゲーとしては大きな欠点である。 タイピング練習ソフトとしての問題 練習モードで学べるのはホームポジションなど本当にタイピングの基礎のみ(さらに、アルファベットのみで数字や記号には未対応)。 それなのに本編ではまるで「既にブラインドタッチがある程度できる」ユーザーを対象にしたかのような高難易度のため、ちぐはぐ感がある。 評価点 全曲を3分程度のロングバージョンにアレンジ。 収録曲は本作オリジナルのアレンジが施され、曲の長さが引き伸ばされている他、一部の曲は原曲とは違うアレンジになっている。 ただし音源元はそれぞれのショートバージョンに準ずるため、多少強引なアレンジもある。 収録曲自体は元々音楽ゲームの曲のため、楽曲の質は高い。 オリジナル新曲「Beauty and The KUMA-SAN (Synth Junkie Mix)」も収録。童謡「もりのくまさん」を元にしたジャングルアレンジで、こちらも他の収録曲に遜色ない出来。 総評 当時のタイピングソフトブームに乗り、人気音楽ゲームとタイピングを組み合わせたゲームだったが、降ってくるにノートに合わせて鍵盤を叩くというシステムと、数の多いアルファベットとの組み合わせの相性が良くなく、あまりにも難易度とハードルが高い作品になってしまった。 余談 発売当時は既存有名ゲームとタイピングソフトを組み合わせたゲームが数多くリリースされており、これもそのブームに乗った1本だった。 例えば『THE HOUSE OF THE DEAD 2』を元にした『THE TYPING OF THE DEAD』も、この時期の作品である。 その後の展開 後に本作のシステムを流用したシリーズ作品がPCで2つ発売されたほか、PS2でも『beatmania打打打!!』として決定版が登場した。 本作の楽曲もほとんどがそちらに収録されている。 シリーズ作品 beatmania BEST打!! ジャンル タイピング音楽ゲーム 対応機種 Windows、Macintosh 発売元 通常版 ハンズオン・エンタテインメント廉価版 NECインターチャネル 開発元 イニス 発売日 2000年9月28日 定価 4,800円(税別) 廉価版 PCHOMEシリーズ 2002年7月5日/2,980円(税別)備考 廉価版は曲数減少 判定 なし 収録曲はPS版『beatmania BEST HITS』の上位曲をLONG化。 譜面の難易度選択(NORMAL・EXPERTの2種類)が可能になった。 NORMAL譜面は難易度が抑えめになっている(それでも初心者には厳しいが)。一方でEXPERT譜面は自重せずかなり難しいものが多い。 「WordChanger打!!」として一部の曲のプレー中の出題問題のテキストも編集可能になった。 インターネットランキングに対応していた(現在は閉鎖)。 後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。 pop n music打!! ジャンル タイピング音楽ゲーム 対応機種 Windows、Macintosh 発売元 通常版 ハンズオン・エンタテインメント廉価版 NECインターチャネル 開発元 イニス 発売日 2000年9月28日 定価 4,800円(税別) 廉価版 PCHOMEシリーズ 2002年9月6日/2,980円(税別)備考 廉価版は曲数減少 判定 なし ポップンミュージックシリーズ 収録曲は『ポップンミュージックシリーズ』よりセレクト。勿論LONG化。 ゲームシステムは上記の『BEST打!!』とほぼ同じもので、同様にNORMAL・EXPERTが存在、テキスト編集やインターネットランキングにも対応。 キャラは本家のキャラアニメを使ったムービー形式。本家と違い判定に連動しないが、曲の展開に合わせたアニメーションになっている。 キーの表示はポップ君になったが、数が多いため色の配列が一部本家ポップンとは違っている。縦列が同じ色なのもそのまま。 中央のスペースキーは赤色なのだが、これのみ何故か本家のオジャマ時の変形ポップ君(カニ型等)が割り当てられている。 後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。
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beatmania IIDX 18 Resort Anthem 機種:AC 作曲者:多数 発売元:コナミ 発売年:2010年 概要 beatmania IIDX 18作目。 キャッチフレーズは「Blaze through the resort party!」 (前作:beatmania IIDX 17 SIRIUS 次作:beatmania IIDX 19 Lincle) 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 Disc 1 Mermaid Girl 中原龍太郎 Tropical April 石川貴之 Never Fade Away 藤森崇多 THE DOOR INTO RAINBOW 角田利之 La Mar 村井聖夜 BLUST OF WIND 阿部道子 おおきなこえで 佐藤直之 Bounce Bounce Bounce 斎藤広祐 第2回アーケード47位 かげぬい Ver.BENIBOTAN 飯吉新 You Were The One 古川竜也 Golden Palms Dirty Androids Cansei de S NIK PRASTIK DANCEFLOOR Get Out 熊原正幸 Take Me Higher 藤森崇多 New Castle Legions Dirty Androids Destiny Sword CAPACITY GATE BROKEN EDEN MYTHOLOGIA Session9 -chronicles- PRASTIK DANCEFLOOR reunion 清水達也 ZETA~素数の世界と超越者~ 舟木智介 夕焼け ~Fading Day~ Josh McInnes Believe In Me Uraken Rock Da House M-ProjectGUHROOVY ラクエン Feat.Chiharu Chonan -JAKA respect for K.S.K. Remix 斎藤広祐編:Josh McInnes Energy Drive Kevin Thorpe Programmed Life 斎藤広祐 Vermillion Mystic Moon Space Time NISHI Programmed Sun (xac Antarctic Ocean mix) 斎藤広祐編:xac EXTREMA PT. 2ll 田村哲也 Aegis 伊山達也 Watch Out Pt.2 DJ Mass西村宜隆 ANTHEM LANDING 清水達也 灼熱Beach side bunny DJ Mass 第2回アーケード271位夏54位 Disc 2 passionate fate 中原龍太郎 XANADU OF TWO 角田利之 I FIGHT ME 小堀修一 恋愛レボリューション21-秋葉工 つんく編:秋葉工房 原曲:モーニング娘の『恋愛レボリューション21』 WISE UP! 木之下慶行 DAYDREAMER 斉藤昇 Stay my side 西村宜隆 Answer 生田真心 Raise your hands 上野圭市 WE LOVE SHONAN 藤後浩之 DM STAR ~関西 energy style~ 前田尚紀 ELECTRIC MASSIVE DIVER 角田利之 Dances with Snow Fairies 本田晃弘 旅人リラン 脇田潤 Breaking the ground C. NardelliM. Monopoli マイナーゲーム41位 LIFE SCROLLING ワタナベヒロシ Hardcore Mania Robert Francis Kailua 斎藤広祐 THE BLACK KNIGHT 角田利之 Let The Track Flow P. NinehamH. Dean PARADISE LOST 中原龍太郎角田利之 perditus†paradisus 石川貴之脇田潤 第2回アーケード47位ピアノ76位 Everlasting Resort SUPER STAR 満 Fantasia 脇田潤編:前田尚紀 SABER WING 田口康裕 sakura storm 中原龍太郎 ALBIDA 西村宜隆 黒髪乱れし修羅となりて 舟木智介 Eternal Tears 生田真心 Medicine of love 木之下慶行 サントラ未収録曲 Love♡km 石川貴之 STELLAR WIND 角田利之 Survival Games 藤森崇多西村宜隆 Wuv U 斎藤広祐 SPECIAL SUMMER CAMPAIGN 西村宜隆 Sakura Reflection 中原龍太郎 Broken 石川貴之 THE FALLEN 角田利之 サウンドトラック beatmania IIDX 18 Resort Anthem ORIGINAL SOUNDTRACK
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beatmania 3rdMIX 機種:AC,PS 作曲者:ワタナベヒロシ、nouvo nude、南雲玲生、藤後浩之 発売元:KONAMI 発売年:1998 概要 ビーマニ3作目。全体的に収録曲がポップス寄りに。 この作品でフリーゾーンが廃止され、コンボシステムが初めて採用された。 サントラはcompleteと名打ってあるが未収録曲がある。 これをベースにした作品として『beatmania for WonderSwan』がある。 収録曲(サウンドトラック順) ジャンル名 曲名 作・編曲者 補足 順位 WORLD GROOVE tribe grooves ワタナベヒロシ HIPHOP s.d.z. ワタナベヒロシ REGGAE Queens Jamaica ワタナベヒロシ HARD TECHNO Attack the music ワタナベヒロシ AMBIENT life goes on ワタナベヒロシ DRUMN BASS super highway nouvo nude KONAMI188位 HOUSE wild I/O nouvo nude SOUL find out nouvo nude J-DANCE POP Believe again (HYPER MEGA MIX) 作:大田知己編:南雲玲生 EURO BEAT LUV TO ME THIRD-MIX 南雲玲生 FUNKY JAZZ GROOVE Stop Violence! 藤後浩之 Bossa GROOVE PAPAYAPA BOSSA 藤後浩之 BIGBEAT MIX METALGEAR SOLID ~Main Theme 作:岩瀬立飛編:藤後浩之 メタルギアソリッドのアレンジ find out Original Mix nouvo nude ボーナストラック サントラ未収録曲 80'S J-POP Believe again 大田知己 DIGI ROCK area code nouvo nude DIGITAL FUNK nine seconds nouvo nude BOSSA GROOVE La Bossanova de Fabienne 藤後浩之 サウンドトラック beatmania 3rd MIX complete
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CS版 beatmania収録曲です。CS初出曲の一覧と、作品ごとの全収録曲を掲載しています。 CS初出曲一覧 作品別検索 曲名頭文字検索 作品別 2ndMIX 3rdMIX GOTTAMIX 4thMIX 5thMIX BEST HITS GOTTAMIX 2 ClubMIX SOUND OF TOKYO 6thMIX+CORE REMIX 楽曲収録履歴 2ndMIX 3rdMIX GOTTAMIX 4thMIX 5thMIX BEST HITS GOTTAMIX 2 ClubMIX SOUND OF TOKYO 6thMIX+CORE REMIX bm トップへ戻る
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beatmania IIDX 作品情報 シリーズ公式HP http //www.konami.jp/bemani/bm2dx/ 36枚 虎大和1 虎大和2 虎大和3 虎大和4 虎大和5 虎大和6 タフィ タルト 慧靂 Lucy01 Lucy02 Lucy03 Lucy04 DUE TOMORROW SigSig(青) SigSig(赤) SigSig(黄) LOVE SHINE ver ユーズ ナイア セリカ 士郎 サイレン デュエル ニクス 孔雀 エリカ ジルチ リリス 識 ケイナ 慧靂 セム ツガル ダルマ 彩葉 英利
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Beatmania ⅡDX設置店舗 地区 店名 料金 ジョイント カード Ver 曲数 メンテ 大宮 GARAGE 100 ○ ○ 13 3曲 異常なし 大宮 オリンピア(一番左) 100 ○ ○ 13 3曲 異常なし 大宮 オリンピア(左から2番目) 100 ○ ○ 13 3曲 異常なし 大宮 オリンピア(左から3番目) 100 ○ ○ 13 3曲 異常なし 大宮 オリンピア(一番右) 100 ○ ○ 13 3曲 ブラウン管 川越 マグマ 100 ? ○ 12 3曲 異常なし 川越 マグマックス 100 ? ○ 12 3曲 ブラウン管 川越 キャロムインター 100 ? ○ 12 3曲 ブラウン管 川越 GAO 100 ? ○ 12 3曲 ? 川越 モナコ2号 100 ? ○ 12 3曲 糞暗い 所沢 埼玉スポーツセンター 100 ? ○ 12 3曲 異常なし ふじみ野 BAYON 100 ? ○ 12 3曲 ? ふじみ野 BAYON 100 ? ○ 11 ? ? ふじみ野 ファンタジア 100 ? ○ 12 3曲 ? 三芳 ベストワンクラブ 100 ? ○ 12 3曲 ブラウン管
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beatmania IIDX 18 Resort Anthem 【びーとまにあ つーでぃーえっくす えいてぃーん りぞーとあんせむ】 ジャンル DJシミュレーション 対応機種 アーケード 販売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント 稼動開始日 2010年9月15日 判定 シリーズファンから不評 ポイント 新曲は良曲揃い但しそれ以外はかなり不評シリーズ初の電子マネー対応収録楽曲のジャンルの偏りザルな管理体制、大量のバグ beatmania IIDXシリーズ 概要 評価点 問題点 解禁に関する問題点 その他の問題点 賛否両論点 総評 その後のシリーズ展開 概要 『beatmania IIDX』シリーズ19作目。 今作からe-PASS電子マネー「PASELI」に対応。 海外DJの楽曲を多数収録。 5鍵初期に楽曲提供を行っていたHIROSHI WATANABE、『DistorteD』以後退社しフリーとなったTatshが久々の楽曲提供を行った。なおTatsh氏は譜面の制作も行っている。 評価点 BEMANIシリーズらしく、曲の評価は非常に高い。 今作のONE MORE EXTRA楽曲「灼熱Beach Side Bunny」はラスボス曲としては珍しく底抜けて明るい曲調や、667枚という脅威のスクラッチ枚数を誇る高難易度のANOTHER譜面で話題に。 通常楽曲では「Mermaid girl」が人気に。現在はレギュラーと言っても他言ではない森永真由美のBEMANIデビュー曲とし、華々しく飾った。 上記2曲は今作を代表する楽曲という扱いか、多数のBEMANI機種に移植されている。 灼熱はIIDXを代表する曲としても扱われており、後に続編曲も作られた。曲と譜面はHAPPY SKYの冥に並ぶようなカリスマ性があると言っても間違いはないだろう。 後述する「perditus†paradisus」も不具合こそ酷かったが、楽曲自体の評価は高い。灼熱と合わせて後に段位認定皆伝(最高レベル)の常連曲になる等、曲と譜面は後世でも安定した評価をされておりイベント関連さえまともなら本作は良作のポテンシャルがあったと思われる。 版権の都合で削除されていたBeForU関連の楽曲が復活した。もちろん「LOVEvSHINE」はムービーも健在。 STORY解禁楽曲である「Eternal Tears」は楽曲やボーカルがツガル役の声優、釘宮理恵であることもさることながら、簡単かつ得点が出しやすい譜面で後作で登場する「得点を合わせて解禁」する隠し条件のお供に。 その影響でクリアレートが低くなりがち。またこの曲を上回るクリアレートを持つ☆12の場合、「釘宮未満」という謎のレッテルを貼られることに……。 『DistorteD』以降KONAMIを退社して制作から離れていたTatshが久々の楽曲提供。「reunion」は曲名の通り、楽曲・譜面・ムービー全てが氏らしい楽曲に仕上がっている。 DJムラサメ名義ではEXTRA楽曲「ANTHEM LANDING」を提供。今名義特有の「N→H→Aと曲が繋がっているギミック」ももちろん健在。 「南国リゾート」というモチーフやそれに基づいた楽曲・演出等は良い。 楽曲との絡みつきでいえば、Dirty Androids氏が「リゾートの表の顔」として「ノリノリなディスコ」をイメージした「Golden Palms」とともに「裏の顔」として「引きこもって遊ぶゲーム」「鞭を振り回す筋肉男」をイメージした「New Castle Legions」を提供。 残念ながら後者はPENDUAL時点で削除されてしまい、遊ぶことができない。 後にRootageで復活。譜面変更によりCNが搭載された。 前述の「ANTHEM LANDING」や「Kailua」「Tropical April」等、「リゾート」そのものをモチーフにした曲も多い。 前作「SIRIUS」が青を主体にしたクールでスタイリッシュだったデザインに対し、今作はオレンジを基調としあたたかみのあるデザインに加え、イロハとリリナをイメージキャラクターとして採用し、リゾート特有の暖かさなどをうまく表現できている。 解禁イベント「JAPAN TOUR」「WORLD TOUR」についてもそれぞれ解禁地点を意識した曲調・ジャンルになっており、解禁にかかるクレジットさえ目をつぶれば楽曲やテーマ性ともに噛み合ってはいる。 ただしJAPAN TOURの東京に当たる楽曲が後述の「ELECTRIC MASSIVE DIVER」なのは「東京→お台場→だいば→DIVER」というおやじギャグ並みに無理矢理感があるのだが。 復活曲の「Pink Rose」と「真夏の花・真夏の夢」は、新たにチャージノートを搭載した譜面を引っさげての復活。 特に「Pink Rose」はbeatmania IIDXに先駆けて長押しノートを搭載していた『KEYBOARDMANIA』からの楽曲で、元ゲームでも長押しノートが搭載されていたので、当時からのプレーヤーからは賞賛の声をもって迎えられた。 ただし、これらの復活曲はJAPAN TOURモードの解禁項目に含まれていたため自力で解禁する必要があったのが難点である(他の音ゲーは隠しで出ていたとしても稼動終期には無条件解禁される事が殆ど)。もっとも、他のツアーの項目に比べたら、必要なポイント数は少なかったのが救い。 前作SIRIUSではチャージノート譜面を作るための楽曲を搭載と言った形で試験的に運用されていた傾向があったが、本作からは新曲はもちろん旧曲や追加譜面にもチャージノートを運用する方針が決まり、これは最新作まで引き継がれている。従来の物量系譜面一辺倒だったIIDXの譜面傾向に多様性を持たせた点で評価されており、低難易度譜面でも押した感じや演奏感が得られるため概ね好評である。 PASELI支払いによるプレー方法の選択肢を増やしたこと。 特に、一定時間内なら途中終了しても何曲でもプレー可能なPREMIUM FREEモードは、上級者から好評だった。 問題点 本作の主な問題点は、解禁要素に関するものである。 解禁に関する問題点 TOURモード プレーするごとにDELLAR(Dに縦線)を獲得し、貯めたDELLARを任意のカテゴリへ注入することで、隠し曲やその他の隠し要素を手に入れることができる。 というモードなのだが…。 通常プレーでたまる量が15pt(*1)に対し、隠し要素の解禁に必要なポイントはかなり多い。それでいて新曲はN,H,Aの譜面別に解禁する形になっているため、全要素を解禁するのは苦行に近い。 1000クレジット貢いだだけじゃ足りないとまで言われるほど。 解禁順番が一本道で曲の解禁順番がほとんど選べない上に、これと言った演出もないためひたすらDELLARを貯めて注入する作業感が拭えない。 更にその一本道にカスタマイズパーツも混じっているためそもそも中々曲を解禁できないという事も。 ほぼ同時期に稼働していた『ポップンミュージック19 TUNE STREET』の隠し要素解禁モードは曲とカスタマイズの解禁を好きな順番でやることができた(流石にボス曲やエンディング曲は他の曲を全て出さないと解禁できないが) 一応、特定条件でボーナスポイントが入るのだが、その条件が 行脚店舗数[5店舗ごと、50店舗までボーナスが加算](ゲーセンが多い都心部ならともかく、地方民はちょっとした小旅行が必須) なお、今作よりPASELIに対応した関係か、クレジットを投入せずカードを挿入し暗証番号を認識させただけで行脚がカウントされてしまい、カードを挿入するだけでプレーせずに帰っていく人が続出。その光景はお焼香のようだと揶揄された。(もっとも、この現象もPASELIに対応したことで、コインフローの手順が変わったことによるバグであるとの見方が多い。) 撃墜数[10撃墜ごと、100撃墜まで](筐体内のTOPスコアを更新しなければいけないため初心者に優しくない。以前から解禁要素として恒例化しており軽く問題になっていた) 平日デイリーボーナス[月曜日~金曜日にプレーで獲得、※祝日もOK](休日にしかプレーできない社会人には優しくない) 等、救済措置はあるが殆ど一筋縄ではいかない条件のため、人によっては全くボーナスを獲得できないこともある。 その上、IIDXの携帯サイトの『IIDX Broadcasting!』第3回にて「TOURは稼動終了まで遊べるので、待っていてもお目当ての楽曲に出会うことはできません」というユーザーの神経を逆撫でするような発言が行われた。 これまでのシリーズ作品では稼働後期に隠し要素を全て開放してきた(いわゆる全解禁)が、この発言により今作は全解禁が行われないことが確定となった(*2)。 「これでは何のためのbeat #free(2011年3/3~[今までのバージョンでは隠し曲は全て解禁])なのか」と不満の声を上げるユーザーが続出したことは言うまでもない。 また今までほぼ無条件で使用できた「レーンカバー」や「爆発エフェクト」「ターンテーブル」をTOURモードで解禁させるという水増し仕様。 新しい「レーンカバー」等は全てWORLD TOUR(OTHER)に置いてあるが、1000pt~と高額。 WORLD TOUR(OTHER)の最後にある「カテゴリボイス MC MASSIVE-G」を解禁するためにはなんと35000pt(WORLD TOUR(HYPER)完走の二倍近く)必要。 2011年7月13日のアップデートにより、曲クリアは100pt、曲フルコンは150pt(稼働初期の10倍!)となり、さらにデイリーボーナスの獲得デラー量が増量され、平日だけでなく休日にも適用されるようになり、解禁はかなり楽になった。 ただしそれまでTOURを頑張っていた人にとっては涙目なアップデート。 ちなみに、アップデート後にゼロから全カテゴリゴールまで到達するためには130クレジット以上が必要となる。稼動末期の救済措置とはいえ、これなら他の音ゲーと比較するとそれほど厳しい条件とは言えない。 MISSIONモード PASELI使用時のみ選択できるモード。選択したノルマをクリアすることでDELLARにボーナスが加算される。 追加料金が必要な上に獲得できるDELLARが少ない(初期のミッションは平日デイリーボーナスより少ない)、さらにクリア済のミッションを選び続けると貰えるポイントが2回目で半減、3回目では1/4になるという仕様であり、やりこむ上級者にとっての見返りは非常に少ない。また、ポイントが多くもらえるミッションは総じて上級者向けであり、初心者~中級者は追加で必要なPASELIの額と見合う分のポイントを獲得することが非常に難しい仕様であったことも、問題点として挙げられる。 7月13日のアップデートにより上記の仕様は撤廃されたのだが、その一方で楽曲クリアで100pt・フルコンボで150ptという破格のインフレを起こしてしまったため、追加料金を払わず普通にプレーした方が効率よく稼げるという現象が起き、MISSION MODE自体の存在意義がなくなってしまった。 解禁に対するザルなロック(大量のバグ) 最後の解禁曲であるはずの「perditus†paradisus」とJAPAN TOUR解禁曲「ELECTRIC MASSIVE DIVER」がTOURイベント開始前に刹那的にプレーできてしまった。ちなみに稼動11日後の出来事である。 決められた5曲を1本のゲージでクリアするEXPERTモードの一部である、全国の人気曲を下位から順番にプレーする「GLOBAL RANKING」コース内の人気曲5位~1位をプレーする「PLATINUM」コースにて、「どうみても人気トップ20に上がりそうのない旧作の楽曲」が入っているコースが発見され、その中に先述の2曲が入っていた。その後KONAMIは深夜に「GLOBAL RANKING」コース自体を封印し、修正にあたることになった。 ラスボスの情報が流出してしまったことにより、本来のタイミングであるWORLD TOUR最後の解禁の際、期待感や達成感以上に肩透かし感や徒労感を助長する結果となってしまった。 ラスボスの曲そのものはbeatmania IIDXシリーズ、及びpop n musicシリーズ黎明記より活躍してきたdj TAKAとwacによる楽曲でありユーザー間の評価は概ね良好。それだけに、情報流出が非常に惜しまれる結果だったといえる。TOURモードの仕様の関係上、出現演出が存在しなかったことも痛いところ。 jubeatとの連動企画である「APPEND FESTIVAL」の連動隠し曲である「STELLAR WIND」が1日だけ条件を満たさなくてもプレーできてしまった。 翌日に修正されたため、これがバグであることが発覚した。しかし時すでに遅くこれらの解禁騒動は各掲示板やTwitterで祭り状態となっており、KONAMI側の管理体制への強い批判が浴びせられることとなった。 携帯サイトの管理もずさんな状態に近く、ミスにより連動企画「Lincle LINK」の隠し曲の難易度・ジャンルがすべて解禁前に発覚してしまった。 さらに、プレーはできないもののオリジナルコースにも組み込めてしまうという事態にもなってしまった。 また、稼働終盤になって難易度別にクリア状況やスコアを見られる機能が搭載されたのだが、「リロードする度に自分のものじゃないクリア状況やスコアが表示される」事態が発生した。この頃になるとプレーヤー達も頻発するバグに慣れてしまったのか事態の重さの割に反応が小さくなっており、いかに今作の出来が酷かったかを体現している。 そもそも、beatmania IIDXの携帯サイトに関しては以前からこのようなバグや不具合を多発させており、企業倫理自体が問われても致し方ないと言える。 また、なぜか一日早く、終了日の前日深夜0時にINTERNET RANKINGのbeat#2が始まってしまった。 このbeat#2には、JAPAN TOURで解禁対象となっていた復活曲(後述)が曲目として指定されているコースも含まれていたのを踏まえると、本作における杜撰な品質管理の一端が窺える。 現在における本シリーズの隠し曲ネタバレは悪くても"未公開の隠し曲がロケテアンケートやビンゴカードにて表示、又は設定できる"という程の小規模に収まっているが、本作から7年後のCANNON BALLERSでは7月にて当時まだ未公開だったIIDX AIR RACE楽曲の「Antigravity」やいくつかのLEGGENDARIA譜面が某所にてリークされてしまった。 追い打ちをかけるような、さらなる貢ぎイベント 次回作のbeatmania IIDX 19 Lincleで開催される、BEMANI各タイトル(REFLEC BEAT , jubeat , Dance Dance Revolution , pop n music , GuitarFreaks DrumMania XG)とのコラボレーション企画「Lincle LINK」が一足早く、Resort AnthemとREFLEC BEAT間で開催されることになったのだが…。 TOURモードの貢ぎが記憶に新しいさなか、beatmania IIDX側にREFLEC BEATからの移植曲を解禁させる条件がまたもや貢ぎ。詳細は省くが、IIDX側でのLincle Link楽曲を全て解禁させるためには、REFLEC BEAT側でプレーヤーレベルを100まで上げる必要があり、それだけで軽く300クレは下らないほどの金額をREFLEC BEATに注ぎ込まなければいけない。 この解禁条件を見たプレーヤーたちの反応が冷ややかなものであったことは言うまでもない。(逆にREFLEC BEATにIIDXの曲を解禁するのにも、それなりのクレジット数が必要な貢ぎ条件であり、さらにはIIDXをプレーしたことないプレーヤーにとっては鬼畜極まりない(*3)条件であった。) Lincleが稼働した後は、REFLEC BEAT側でIIDXの楽曲を解禁する条件は易しくなったものの、IIDX側で曲を解禁するための条件は緩和されておらず、REFLEC BEAT limelightのバージョンアップまではこのままであろう、というのが大方の見方である。結果として、beatmania IIDXとREFLEC BEATのどちらかしかやり込んでいない人にとっては負担が大きいイベントになってしまったことは否めない。 REFLEC BEAT limelightの稼働後は無条件解禁とはいかずとも、前作曲の解禁条件が比較的緩いこともあり解禁までに必要とするクレジット数は大幅に緩和された。全く手を付けていない状態からでも前回の1/4以下ぐらいで解禁できる。 更に2012年7月17日からlimelight側のアップデートによりジャンピングパステルくん機能発動により、limelightグラス1~8、REFLEC BEATグラス全て、jubeatグラス1にて大幅にライムが溜まり易くなった(大体1プレー2~3回で満杯になる)。その為REFLEC BEAT側での隠し曲の解禁なら数クレジット位で済むようになった。 余談ではあるが、その後Lincle稼働と同時に始まったjubeat copiousとのLincle LINKの内容は「共通の新曲1曲」と「片方の機種をプレーすると、もう片方の隠し解禁に必要なポイント(IIDX DELLAR , jubeat ACHIEVEMENT POINT)が少しだけ貯まる」、「毎日変わるイベント楽曲(IIDX・jubeat共通の楽曲)をプレーするともう少しだけお得」、「IIDXにjubeatから3曲移植」、といった軽い内容であり、前述の条件との落差にもはや突っ込む気力も失ったプレーヤーもいる。 その他の問題点 STANDARDモードでのプレー可能なレベルが減った。 IIDXシリーズは取得段位及びプレー回数に応じ、1st・2nd STAGEで選択できる難易度が段階的に増える仕様となっているのだが… 特にDPでは八段+100クレでも1st・2nd STAGEでは☆11までしか選曲できなくなってしまった。 スクラッチの判定について これまでのスクラッチの判定は回してから若干のラグが発生するという音ゲーにとって致命的な仕様だった。 というのも、昔からスクラッチは実際に回してから判定が出るまでの間に「遊び」があり、しかもこの遊びはターンテーブルのネジの締め具合が主となる筺体のハード上の調整で変わったりする、という謎仕様だった。遊びがある分早めにスクラッチを行う、気持ちはやめに回し始める、などの対策や慣れを強いられることになる。 そのため、スクラッチの数が極端に多い曲が不当に難しくなるという現象が発生していた。しかも今作のラスボス級の楽曲には、歴代最高スクラッチ数を更新して、更に24分の高速スクラッチを含む「灼熱 Beach Side Bunny」が存在していたため、その影響は非常に大きい。 この仕様は 当時のユーザーのほとんどが気づかなかった からか稼動終了まで修正されなかったが、次回作の『beatmania IIDX 19 Lincle』においてスクラッチの判定が大幅に改善され、その上で灼熱 Beach Side Bunnyをプレーした際の体感により、「よく考えたら前作のスクラッチの判定は変だった」などの声が浮上するようになった経緯がある。 解禁要素以外のバグ プレー中に突然強制的に本体再起動が必要になるという原因不明のバグが存在する。このバグは非常に危険なバグであるにもかかわらず、最終的に修正されることはなかった。 これがプレーヤー人口からしてプレー頻度が高くなる段位認定「SP八段」の対象曲(*4)をプレーする際にも発生し、稼働初期から強制終了が多発していた。 上記以外にも大量のバグが存在する。こちらのページを参照。 ただし大部分のバグは発生頻度は低く、かなり古い筐体でのみ起きた現象もある点に留意すべきだ。大抵の筐体でなら普通に音ゲーとしては遊べていた。本文筆者は当時1000クレ以上遊んでいたが一度も再起動バグは起きなかった。 段位認定の手抜き 今作の段位認定は前作SIRIUSの曲目と全く同じ段位が殆どで高段位のみ入れ替えされている。 しかも級に関しては全てSIRIUSのコースをコピペ(*5)。 級位プレーヤーが段位プレーヤーより少ないとはいえ、初心者に対してあんまりではないだろうか。 とはいえ、級位の曲を頻繁に入れ替えてしまうのは初心者に対して優しくないのではないか?という声があるのも事実である。 DPプレーヤーに対する配慮の不足 STORYモード(後述)選択不可、SPで取ったデラーボーナスの再取得不可。 賛否両論点 WORLD TOUR曲のジャンルの偏り TOURモード後半に該当するWORLD TOURの隠し楽曲は半分近くが海外アーティストによるハードコア系楽曲となっており、その手のマニア以外には肩透かしとなってしまった。そもそも初期収録曲の時点で、ハードコア楽曲が割りと多めだったのも原因である。 このジャンルはやや人を選ぶ曲が多いため、合わない人には徹底的に合わない(*6)。 この提供したアーティスト達は、ハードコア界隈においては世界クラスの大物DJが集っている。イタリアからはガバの大御所Art Of Fighters、UKハードコアのトップDJであるDJ Brisk、オーストラリアのナンバーワンハードコアDJ、DJ Weaverなど…。初期収録曲においても、フリーフォームというジャンルの生みの親であるkevin energy、イギリスでUKハードコアをメインに人気を集め、kors kとの親交も深い人気の若手DJ、JAKAZiDと、ハードコア方面においては超豪華なメンツを集めている。いずれの楽曲も「譜面をプレーした時の楽しさ」をちゃんと意識して作られた楽曲であり、それぞれの楽曲・譜面の人気やインパクトは強かった。 今作からサウンドディレクターとして着任したL.E.D.が、過去にサウンドディレクターを務めていた(*7)『beatmania IIDX 14 GOLD』の家庭用において、古くから世界中で活躍している日本人ハードコアDJ、DJ Urakenからの楽曲提供を受けた時の「コネ」がこの件のきっかけだったということを、後にbeatnation Recordsのコラムで語っている。何より彼自身がハードコア系が好みだったということも、このラインナップの要因としては大きかったようだ。 ハードコア以外の楽曲においては、beatmaniaシリーズにおいて多数のテクノ楽曲を提供していた“HIROSHI WATANABE”がデトロイトテクノ「LIFE SCROLLING」をひっさげて久々の楽曲提供を行ったこと、ハワイ担当としてkors kが提供したトランス楽曲「kailua」のCNを多用したテクニカルな譜面が強いインパクトを残した。 同じツアー=旅行をテーマとしたポップン11では幅広いジャンルだったのだが…何故ここまで偏った選曲になったのか(*8)。 専用ムービーの大幅減少 専用ムービーがある新曲が20、汎用+レイヤーの新曲が21、それ以外の新曲は汎用。 EXTRA ONE MORE EXTRA曲を除く解禁曲「全て」が汎用+レイヤーである。ムービー目当てのユーザーにとってはボリューム不足と感じてしまう内容であることは否めない。「Lincle Link」解禁曲は「Thunderbolt」以外はレイヤーすらついていない。 そのレイヤー自体もただイラストや写真をスライドさせているだけだったり、実写映像に文字を入れただけなど、動きが少なく手抜きと思われるようなものが多い。 ミスレイヤー付きの楽曲に至ってはたったの4曲。 JAPAN TOUR、WORLD TOURの新汎用はalo氏によるクオリティの高いムービーではあるのだが、JAPAN TOURの汎用ムービーはかなり攻撃的で派手なムービーであり、JAPAN TOURの一曲目と二曲目に致命的にマッチしていない。 ちなみに今作にはラスボス級の曲が2曲あるがこちらも両方汎用+レイヤーである。 しかし、これはWORLD TOURの豪華な外注アーティスト達を呼ぶためにムービー発注用の予算を削らざるを得なかった、とも予想できる。 DDRからの移植曲「SABER WING」はオリジナルの超時空戦闘機が登場する特徴的なムービーが原作にあったのに、今作ではアス比の問題もあり汎用ムービーだった。 そのため、原作を知らないとジャンル名の「SHOOTING WALTS」の意味が通じないという自体に。(*9) 一応次々回作でムービーが導入された。 STORYモード 前作で初級者向けとして用意されたPARTYモードの改良版。 プレーヤーの腕前に応じて難易度を選択でき(レベル1だと初心者向けのビギナーが遊べる一方、最高レベルの5では最終的に☆12の曲のみになる)、幅広いプレーヤー層が実力相応の譜面で遊べる仕様になった。 だが、このモードをクリアしないと解禁しない楽曲もあるため、やっぱり貢ぎゲーか…という声も少なからずあった(前作のPARTYモードでも同様の解禁曲はあった)。 beat#3で解禁され普通にプレーできるようになった分TOUR曲よりは相当ましなのだが…。 ちなみに解禁されるのはラジオドラマCDの主題歌。もちろん声優が担当しており、1曲はツガル役の釘宮理恵、もう片方はイロハ役の植田佳奈とリリナ役の能登麻美子と興味がある人には豪華なメンバーとなっている。 前作のPARTYモード同様楽曲プレーの前後に(いわゆるギャルゲーのような)会話パートが入る。これが前作のそれよりも遥かに長く、スキップせず真面目に読むと楽曲プレーと同じくらい時間がかかるほどの内容量だったため「家庭用でやれ」といった声も見られた。 このモードの初心者から上級者まで幅広くプレーできる仕様は次作の『Lincle』にて初心者向けのBEGINNERモードを吸収し、さらにDPにも対応した「STEP UPモード」として残存することになった。 何故か今更「恋愛レボリューション21」をリミックス。 BEMANIシリーズでも新旧のメジャーな版権曲を収録することはあるが…若干誰得感が否めないのが正直なところ。 ちなみにIIDXの版権曲はどんなに原曲が有名でかつプレー回数が多くても3作品位で削除されることが殆どである(*10)。 更にBEMANIシリーズのサントラの魅力の一つである、ロングバージョンの貴重な枠をこの曲が使ってしまったために更に誰得感が増してしまっている。 一部のプレーヤーからは「このご時勢にあえてモーニング娘。を入れる姿勢は評価する。」、「譜面は楽しい。」という声もちらほらあるのが救いか。 APPEND FESTIVALの移植チョイス 他機種にはjubeatの人気曲やボスポジション曲が移植されていたため、ハードルが上がりプレーヤーも大いに期待していた。 しかし、そんでもって最後に移植された楽曲「Love v km」は、特に楽曲はそこまで好評でも無ければ、譜面もそこまで評価は良くなく、ガッカリする声が多くなってしまった。 ちなみにこの曲の解禁日は2011/3/11で午後に東日本大震災が発生し、不謹慎ながら現在もネタにされている。 前述のELECTRIC MASSIVE DIVERがとてつもなくうるさいことが話題になった。 この曲が該当するガバというジャンルから考えれば全く問題はないどころかむしろ歓迎されるべき本格的な楽曲だが、ゲームセンターという様々なゲームの音が飛び交う環境にあってさえ「あまりにうるさすぎて何の音を叩いているのかわからない」という批判の声が一部のユーザーから上がった。 一番難易度の低いNORMAL譜面の構成は、この大音量のガバキックとは別のパートをメインで演奏するため、初見はほとんど目押し状態。 サントラでは他楽曲と比較してキックの音量は大きいものの、適正な音量に修正されている。このため、音量バランスの設定ミスではないか?との説も一部では囁かれている。 相変わらずなDDR移植譜面 DDRから『SABER WING』が移植されたのだが、原作にあった速度変化のギミックをほぼそのまま移植したために演奏以前に覚えゲーと化した。 IIDXはプログラムの仕様でBPMを0にすることができず、DDRとはゲーム性そのものが異なる。その上原作もこちらと同じくインフレが甚だしい作品であったために、いくら何でも度が過ぎるという声が多かった。 急激な速度変化かつノーツ密度も多めであるにもかかわらず、難易度はなんと☆11である。同レベル帯でもかなり厳しい部類に入る。 それも味と見るプレーヤーもいるにはいるが……。 総評 シリーズ初のe-PASS電子マネー「PASELI」対応作品であったが、電子マネー贔屓の仕様や、要素解禁に関するバランス配慮の欠如および管理体制のいい加減さが浮き彫りとなってしまった。 中でも「perditus†paradisus」の解禁ミス騒動の件はその最たる一例と言えよう。過去のBEMANIシリーズはもちろん、音ゲーの歴史の中でもここまで粗末な解禁は類を見ないレベルである。 また無条件解禁を無くしたり、貢ぎ要素の強い連動イベントを追加した結果、やりすぎとも言えるほどの金銭的負担をユーザーに強いることになってしまった。 総じて、解禁の苦痛さ、大量のバグ、管理のずさんさなどが相まって、「曲しか褒められる所が見つからない」と言われてしまうほどの出来になってしまった。 ただしデフォ曲+旧曲に関しては安定して遊べたため、隠し曲やイベントにこだわらなければ音ゲーとしては普通に遊べるレベルである。 加えて楽曲自体も偏りこそ目立つものの、「曲がいい」どころか『IIDXを代表するような傑作』が揃っている。 今作の反省点は次回以降に活かされることになり、メインイベントで異常なまでの貢ぎが要求されることはほぼ無くなり、重要な楽曲がネタバレされることも無くなった。 上述の楽曲の評価点を含め、今作は良くも悪くも後に大きく貢献することになった作品も言える。 その後のシリーズ展開 次回作の『Lincle』でもDELLAR制度が続投することとなり、今作の貢ぎに耐えてきたプレーヤー達は稼動前の時点で強い不安感に苛まれることになる。 しかし目も当てられないものだったDELLAR制度は大幅に改善が施され、カスタマイズやイベント用アイテムのために使うものになった。 Resort Anthemほど貯まりにくいわけでもなく、初心者から上級者まで効率よく稼ぐ方法があり、カスタマイズアイテムの必要ポイント額も比較的理不尽な額ではないので、批判意見は大きく減少した。 またシリーズお約束の「ボスフォルダ」システムが「楽曲解禁イベント」として変化。全解禁にはそれなりのクレジット数が必要なものの、本作よりはだいぶマシ。 なおLincleでは「DELLARで隠し曲解禁」という概念がなかったというのもポイントだろう。ただし、ボスフォルダに存在する楽曲の「通常選曲画面への常駐」にはDELLARが必須となり、本作同様に自動解禁されることはなかった。プレー自体はボスフォルダに入ればできるのだが。 加えてLincleより実装された「クプロ」というアバター要素のカスタマイズパーツ購入という新たな使用用途が生まれる。 クプロというシステムは稼働初期には抵抗を感じるプレーヤーの声こそあったものの、その可愛らしさと自由度の高さに魅入られたプレーヤーは徐々に増加していった。 現在では多くのプレーヤーに受け入れられ、格好良く仕上げるもよし、萌え系で性癖を晒すもよし、ネタ系で笑いを狙うもよしと各ユーザーの表現が広くできる自由度の高い要素になっている。 Lincleでもバグこそ発生したものの致命的なものはそれほどなく、ましてや「隠し曲の解禁バグ」というお粗末すぎるバグなど発生しなかった。 次々作の『tricoro』でも、DELLAR制度はLincleの仕様をほぼ引き継ぎ続投。その他にも解像度上昇、オプションへのメス入れなど各種機能の強化など開発陣の改善の意欲が見られる。 ただし、『tricoro』のDELLAR制度はLincleと同様イベントへの依存が大きい物だったが、tricoroのイベントはその全てが期間限定であったため、稼働末期やイベント未開催時ではResort Anthemとほぼ同様にたまりづらくなってしまった。 また、『tricoro』ではハードウェア依存による不具合がいくつか生じている(*11)。長期シリーズ故に、製造時期が異なる筐体やモニターの組み合わせが多数混在することが一因と思われるが、今後シリーズを存続するに当たってはこの部分が品質管理上の課題になる事は避けられないであろう。 『tricoro』以降の作品の多くでは、従来のボスフォルダ形式のイベントに加えて本作のWORLD TOURの様な非ボスフォルダ形式の解禁イベントが混在する様になった。 『tricoro』以降で登場した非ボスフォルダ形式の解禁イベントは、いずれもDELLARを用いない物に留まっていて、妥当といえば妥当である。
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beatmania IIDX 17 SIRIUS 機種:AC, PS2 作曲者:多数 発売元:コナミ 発売年:2009年 概要 beatmania IIDX 17作目。 対応するボタンを押し続けたり、ターンテーブルを回し続けたりする「チャージノート」「バックスピンスクラッチ」が初登場。 キャッチフレーズは「音条の響、光条の輝。」 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Elisha DJ YOSHITAKA(西村宜隆) Programmed Sun kors k(斉藤広祐) bloomin’ feeling Ryu☆(中原龍太郎) DOMINION L.E.D.-G(角田利之) DESIRE M-projectGUHROOVY(内堀彰) Keep it -秋葉工房mix- DJ Command She is my wife SUPERSTAR 満-MITSURU- being torn the sky 猫叉Master+(佐藤直之) Empire State Glory Dirty Androids Red. by Full Metal Jacket DJ Mass KONAMI92位 Sunrise good-cool(古川竜也) GALGALIM L.E.D.(角田利之) Session 1 -Genesis- PRASTIK DANCEFLOOR 2009年56位 with me... 藤森崇多 Brazilian Fire Benjamin Franklin London Affairs Beckoned With Money Loved By Yellow Papers. Paddington Private Detective(右寺修) Light Shine Ryu☆(中原龍太郎) Bad Maniacs kors k as teranoid(斉藤広祐) To the Future 村井聖夜 One of A Kind Crystal Begley かずあそび S.S.D.PRODUCTS(飯吉新) ゲームソング369位 バビロニア 劇団レコード(広野智章) フェティッシュペイパー ~ 脇の汗回転ガール ~ ガキ大将ティーム(山岡晃・西村宜隆) Mysterious Time Y Co.(横田聡・田村哲也) Last Burning Dirty Androids Chocolate Dancing Yocke Do Back Burn PRASTIK DANCEFLOOR Hydrogen Blueback MAD CHILD Raison d’etre ~交差する宿命~ Zektbach(舟木智介) MIRACLE MEETS Lucky Vacuum(西村宜隆) G59 怒れる金の獅子(石川貴之) mosaic Auridy(中原龍太郎・Dai) EXUSIA L.E.D.-G(角田利之) D Eagle(斉藤広祐) ワルツ第17番 ト短調”大犬のワルツ” virkato(脇田潤) ピアノ100位 Almagest Galdeira(西村宜隆・舟木智介) 2009年193位 たからもの 西村宜隆 Roots of my way! 石川貴之 DROP dj TAKA(石川貴之) 未来のプリズム 生田真心 MIRU key way Jacca PoP 版権曲 beatchic☆仮面~好き、でいさせて~ 上野圭市 NEW SENSATION -もう、あなたしか見えない- SUPER STAR 満-MITSURU- コスモス TSU-NA NoN-Fiction Story! Creative Life(西村宜隆・TSU-NA) Dazzlin’ Darlin -秋葉工房mix- (原曲)Ryu☆(中原龍太郎)(編曲)DJ Command SPARK ! -essential RMX- dj TAKA(石川貴之)PINK PONG(黒光雄輝) spiral galaxy -L.E.D. STYLE SPREADING PARTICLE BEAM MIX- (原曲)dj TAKA(石川貴之)(編曲)L.E.D.(角田利之) DENJIN AKATSUKINI TAORERU -SF PureAnalogSynth Mix- (原曲)L.E.D.(角田利之)(編曲)藤森崇多 CaptivAte~裁き~(SUBLIME TECHNO MIX) DJ YOSHITAKA(西村宜隆) 水上の提督 (Short mix from ”幻想水滸伝V”) 猫叉Master(佐藤直之) 家庭用beatmania IIDX 11 IIDX REDからの移植 eRAseRmOToRpHAntOM L.E.D.(角田利之)GUHROOVY(内堀彰) 家庭用beatmania IIDX 11 IIDX REDからの移植 DAWN -THE NEXT ENDEAVOUR- L.E.D.(角田利之) 家庭用beatmania IIDX 12 HAPPY SKYからの移植 サヨナラ・ヘヴン 猫叉Master(佐藤直之) 家庭用pop n music 11家庭用beatmania IIDX 12 HAPPY SKYからの移植移植元とタイトル表記の一部が異なる(『*』が『・』になっている) quell~the seventh slave~ dj TAKA(石川貴之)DJ YOSHITAKA(西村宜隆) 家庭用beatmania IIDX 13 DistorteDからの移植 SOLID STATE SQUAD kors k(斉藤広祐)L.E.D.(角田利之) 家庭用beatmania IIDX 13 DistorteDからの移植 GOLDEN CROSS dj REMO-CON(田村哲也)dj TAKA(石川貴之) 家庭用beatmaniaIIDX14 GOLDからの移植 The Story Begins SADA(中野定博)藤森崇多 家庭用beatmania IIDX 14 GOLDからの移植 BEAUTIFUL ANGEL DJ SWAN(小宮利明・上野圭市) 家庭用beatmania IIDX 15 DJ TROOPERSからの移植 THE LAST STRIKER L.E.D.(角田利之) 家庭用beatmania IIDX 15 DJ TROOPERSからの移植 Sorrows 舟木智介 pop n music 16 PARTY♪からの移植 AIR RAID FROM THE UNDAGROUND GUHROOVY(内堀彰) jubeat ripplesAPPENDとの同時収録曲 bass 2 bass Ryu☆(中原龍太郎) jubeatからの移植曲 IN THE NAME OF LOVE Y Co.(横田聡・田村哲也) jubeatからの移植曲 Special One kors k(斉藤広祐) jubeatからの移植曲 Evans DJ YOSHITAKA(西村宜隆) jubeatからの移植曲 サウンドトラック beatmania IIDX 17 SIRIUS ORIGINAL SOUNDTRACK
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beatmania for WonderSwan 機種:WS 開発元:コナミコンピュータエンタテイメントジャパン 発売元:コナミ 発売年:1999 概要 beatmaniaシリーズのワンダースワン版。コナミが発売した唯一のワンダースワンソフト。 インターフェイスは『beatmania 3rdMIX』をベースにしており、楽曲も『3rdMIX』からのものが多い。 収録曲はオリジナル曲は無くすべて過去作からの楽曲のみだが、非常に音質を重視した作りとなっている。 本家の楽曲と比べて遜色がないほどの音質を再現している上に、ボーカルも完全に再現されている。 ワンダースワンのソフトの中でも、トップクラスの音質を誇る作品と言っても過言ではない。 収録曲 ジャンル名 曲名 作・編曲者 補足 順位 FUNK Cat Song ~Theme of UPA 藤後浩之 beatmania APPEND YebisuMIXより SOUL find out nouvo nude beatmania 3rdMIXより AMBIENT Beginning of life ワタナベヒロシ beatmania 2ndMIXより J-DANCE POP Believe again HYPER MEGA MIX 作:太田知巳編:南雲玲生 beatmania 3rdMIXより 第2回マイナーレトロ240位 BOSSA GROOVE La Bossanova de Fabienne 藤後浩之 beatmania APPEND YebisuMIXより FUNKY JAZZ GROOVE Stop Violence! beatmania 3rdMIXより BIGBEAT MIX METALGEAR SOLID ~Main Theme 作:岩瀬立飛編:藤後浩之 REGGAE Queen's Jamaica ワタナベヒロシ HOUSE 20,november (single mix) 南雲玲生 beatmaniaより DRUM'N BASS MIX Deep Clear Eyes 作:竹安弘編:ワタナベヒロシ beatmania 2ndMIXより HARD TECHNO Attack the music ワタナベヒロシ beatmania 3rdMIXより MEDLEY All songs for WonderSwan 隠し曲